争議・サポートステーション  

  sougi support station 


元 東京都豊島区立千川中学校教諭 田端和子さん
校長による再雇用拒否理由デッチアゲ事件
(嘱託教諭採用差別事件)

2008年7月11日 最高裁へ上告!                                                                    田端先生の再雇用拒否
の真相を究明する会
03(3991)3727

 

 



 ◆【カンパのお願い】



 田畑さんは校長や教育委員会から狙われ、何の落ち度もないのに沢山の汚名を着せられて、誰もが採用される再雇用の嘱託教諭に不採用となりました。これは嘱託制度を「気に入らない教師」を追放する道具に使ったハシリです。5年間働けなかった経済的損失は大きく、裁判にも費用が掛かります。勝つはずの裁判は不当判決を重ねており、止めるわけにはいきません。   「巨悪」にひとりで立ち向かっているこの闘いに、ぜひ支援カンパをお寄せくださるよう訴えます。

<郵便振替00160−2−89471   口座氏名 田畑和子>


 事件の概要

 一. はじめに

 東京都の教育現場で起きたこの事件は、ひどく悪質であり、「世界人権宣言」第二条1、第八条、第十八条、第十九条、「A規約」第一条1、第二条2,第五条1,「B規約」第一条1、第二条1・3、第五条、第十八条、第十九条、第二十六条、及び「ILOユネスコ『教員の地位に関する勧告』」7,35、38、46,63,64,78,94に明らかに違反する。

 二. 裁判闘争の経過

 この事件は、東京都豊島区立千川中学校教諭田畑和子先生が1995年定年退職の際、全員採用が通例の嘱託教諭に採用されなかったことに始まる。理由は示されず、田畑先生は、不採用を決定した東京都教育委員会を相手に訴訟を提起した。すると、審理の過程で校長の中神嘉治が多くの不合格理由(怠業、病人等)を捏造し、豊島区教育委員会へ情報として提供していたことが判明した。その裁判の内容については、「2003年第13次要請団報告書 『民の声』」で「校長が常に教師の思想をチェック」という題で報告している。

 2003年7月の東京地裁の判決は、校長の捏造については判断せず、東京都教育委員会の裁量権を大幅に認めて田畑先生を敗訴させた。東京高裁、最高裁でもこの判決は覆らなかった。2005年11月、田畑先生は再雇用拒否理由を捏造した元千川中学校校長中神嘉治を相手に、改めて提訴したのである。

 三. 人権無視の情報収集

 二次訴訟でより明らかになったのは、「現状把握のため」行う校長の異常な情報収集ぶりであった。校長自ら積極的に校内を巡回して情報収集を行い、その対象は、校内のあらゆる職種(教頭、教諭、事務主事、用務主事、警備員)の人々、及び生徒 であった。教師を評価するために生徒を利用するのは、おそろしく非教育的な行為である。生徒は何も知らないで校長と「雑談」させられているのだから、生徒の人権を侵害していることにもなる。こんな偏った方法で校長は田畑先生の「宗教的、思想的、政治的」偏りのチェックを行っていた。これを許す法的根拠はない。

 四. 校長の嫌悪 ―思想差別―

(1)生徒の学習権と教師の教育権を否定

@1995年文化祭で生徒作成の掲示物「南京大虐殺」を校長は「偏向」と否定し、「教師には事実を事実として教える自由はない」と断言した。田畑先生はこれに抗議活動を行った。

A豊島区教委へ偏向した報告文書

 上記の件について、当時校長が豊島区教委へ、組合活動を嫌悪した不当労働行為意思を表明した報告文書を提出していたことが今回の審理の中で判明した。それには虚偽内容と共に田畑先生の名前が記載されていた。この文書の出現で、田畑先生を教育界から追放した校長の意図が明白になったのである。

(2)生徒の自殺隠蔽

 1995年6月、ひとりの生徒が自殺した。校長は周囲に「事故」と言いくるめた。事実を知った田畑先生は「本当のことを言ってほしい」と発言したが、校長はウソを通した。これも田畑先生を追放した動機であろう。

 五. 一・二審とも不当判決

 今度こそ「冤罪」を晴らし、「人間の尊厳」を取り戻したいと願った訴訟だったが、またもや東京地裁・東京高裁で敗訴した。裁判所は根拠を示さず、ひとつの証拠も出せない校長の言い分を採用し、多くの裏付けのある田畑先生の主張を退けた。 現在、最高裁に上告中である。

 六. まとめ

 田畑先生は、生徒の基本的自由を尊重し、平和を維持するよう努めた教員だったが、失職させられ、名誉を失った。都・区教委と中神校長の行為は、冒頭に挙げたとおり、「世界人権宣言」、「A規約」、「B規約」、及び「ILOユネスコ『教員の地位に関する勧告』」の各条、各項に明らかに違反する。また、日本の司法の機能不全は、国際人権規約の精神に反するものであり、是正されねばならない。

 日本政府は教員の管理を強め、行政側の気に入らぬ教師を排除する動きは加速している。貴委員会は、一刻も猶予ならぬこの深刻な実状を把握され、日本政府・東京都に対する強力かつ迅速な是正勧告をお願いする。

 

◆ 【闘争日誌】

 

2008年
6/5(木)
  高裁へ「弁論再開要請書」を持参する。

6/13(金)
  「裁判員制度はいらない」集会でビラ配布。

6/19(木)
  高裁前ビラ配布。

6/20(金)
  都教委要請 「君が代」不採用・解雇者総会で発言の場を与えられる

6/23(月)
  高裁へ「弁論再開要請書」を持参する。

6/25(水)
  最高裁前ビラ配布

6/30(月)
  都庁前ピラ「都教委よ、過ちを改むるに憚る事なかれ」配布。 国労座り込み参加(国交省前)。
  高裁へ「弁論再開要請書」持参> ◎不当判決言い渡しにつき法廷で傍聴者と共に抗議。10分間


7/4(金)
  藤田先生板橋高校「君が代」威力妨害デッチアゲ事件「高裁不当判決糾弾集会」参加。田畑から高裁判決の報告をする。

7/9 (水)
  「ビラ配布の自由を守る7・9集会」(一ツ橋ホール)参加。アカハタの記者から感想の取材を受け、翌日掲載される。

7/18(金)
  週刊金曜日「金曜アンテナ」高裁不当判決掲載。


7/26(土)
  「 判決報告集会 」 午後6時〜8時30分(東京ウイメンプラザ)。
  弁護士による解説の後、判決への疑問が続出、不当性を確認。
  最高裁での闘いに関し、今後宣伝活動の強化、
  パンフレットの発行などに早急に取り組むこと、また第3次訴訟 についても話し合われる。

7/31(木)
  都庁前ビラ「都教委は大分県教委を笑えるか?」配布。「教員採用試験合否事前通知問題」について都教委を取材

8/5 (火)
  「週刊新社会」596号「不条理な高裁」掲載。

8/12(火)
  「週刊新社会」597号「開き直る高裁

トップページ
運営者の紹介
新着情報
お問い合わせ